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2022.1.19 | 健康情報

痛みの原因の1つ“拮抗筋”

痛みの原因の1つ“拮抗筋”

体に生じる“痛み”には様々なパターンがあります。
近年は健康ブームにより、ジムに通って筋力トレーニングをしたりヨガで身体の柔軟性を高めたり(ヨガの本質はそこではありませんが…)など体の筋力や柔軟性を意識されている方が多いので“拮抗筋”について解説していきます٩( ‘ω’ )و

拮抗筋とは拮抗(二つの因子が相反しあう作用)の筋肉です。
筋肉は大まかに屈筋(曲げる筋肉)と伸筋(伸ばす筋肉)に分かれています。

上の図は上腕の筋肉で屈筋(上腕二頭筋)と伸筋(上腕三頭筋)です。
腕を曲げるときに上腕二頭筋を使い伸ばすときには上腕三頭筋が使われます!
基本的に筋肉は屈筋の方が強くできているので、腕をだらっと下げた状態では少し曲がった状態になる方もいます💡

拮抗筋の例を挙げると
・上腕二頭筋(屈筋)& 上腕三頭筋(伸筋)
・大胸筋(屈筋)& 広背筋(伸筋)
・腹直筋(屈筋)& 脊柱起立筋(伸筋)
・ハムストリングス(屈筋)& 大腿四頭筋(伸筋)
など…

これらの筋肉は船の帆のようにバランスが保たれていて互いに引っ張り合っています💪

例えば、上腕二頭筋ばかり鍛えて上腕三頭筋を一切鍛えなかったら腕の力を抜いた状態でも上腕二頭筋優位になり曲がった状態になります。
脊柱起立筋を一切鍛えずに腹直筋ばかり鍛えたら背中が丸まっていきやすくなります。
このように拮抗筋のバランスが保たれていない状態で生活をしていると“痛み”が生じます🩹
筋力トレーニングをすると肩こりや腰痛が良くなるという話もありますが、普段使っていない固まった筋肉を動かすとその時に筋肉の血流が良くなり痛みがなくなるというもので(血流が悪くなるとそれを知らせるために細胞が痛みの発痛物質を放出するので痛みが生じる)筋肉のバランスが悪くなって生じる痛みとはまた別です。

痛みは運動不足で起こる訳でもなく、運動をずっとしてこなかった細めの方でも筋肉のバランスが取れている方は痛みが出ませんし、筋力トレーニングでムッキムキの方でもバランスが取れていなければ痛みが出ます。

筋力トレーニングでなくても、ヨガで足をあぐら🧘‍♀️の状態にすることが多いと思いますが、この状態で内もも(内転筋)が伸ばされ緩み、大臀筋や外側広筋などが縮み硬くなってもバランスが崩れ痛みを生じることになります。

筋力の強化でも筋力の柔軟性でも体を痛めないためにはバランスが大切になります。
食事も筋肉も遊びも勉強も全部バランスです✨

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