2021.4.21 | 健康情報
肩こりや首こりの原因と日々の予防策
日本人で肩こりに悩まされているのは約1,700万人も存在していると言われており、首のこりで悩まされている人を合わせれば驚異的な人数となるはずです。
肩や首の動きが悪くなったり痛みを感じるだけでなく、頭痛や吐き気、動悸や息苦しさなどを感じてしまうこともあるので、症状が軽いうちにしっかりと治療しておく必要があります。
また、肩こりや首こりにならない為に、原因を知り日々の予防を実践することも重要です。
この記事では、そんな「肩こりや首こりの原因と日々の予防策」について解説していきたいと思います。
◎肩こりや首こりになる原因
肩こりや首こりの原因は1つや2つではなく、数十種類あると言われています。
男女によっても原因は違いますし、年齢や環境などによっても違ってきます。
ここでは、肩こりや首こりで比較的多く見られる原因をいくつかピックアップしてみましょう。
・長時間の同じ姿勢
仕事や勉強などで長時間同じ姿勢でいることが多い人は、肩こりや首こりになりやすい傾向にあります。
これは、長時間同じ姿勢でいることで筋肉が緊張状態となり、筋肉が固くなったり血流が滞ってしまいます。
PC作業や長時間のスマホ操作などでも同じように肩こりや首こりを起こす可能性が高くなります。
・眼精疲労
近年ではインターネットが生活に欠かせなくなってきており、PCやスマホの操作時間が非常に増えているので、眼精疲労になってしまう人が急増しています。
眼精疲労になると、「目が痛くなる」「目が重くなる」「目がかすむ」「充血」「目の渇き」といった症状が起き、次第に肩こりや首コリに発展し頭痛などを併発してしまうのです。
・ストレス
肩こりや首こりになる原因がストレスにもあるということは、あまり知られていませんが、実際にストレスが引き金となってしまうことは多々あります。
これは、ストレスによって自律神経が乱れてしまい、血行が悪くなることが原因なのです。
・運動不足
社会人になると仕事やプライベートが忙しくなりなかなか運動する機会がなくなってしまうものです。
特に年齢を重ねていくと、時間があっても運動することが億劫になってしまうことも多々あるでしょう。
運動不足になると、どうしても血流が悪くなってしまいますし、筋肉を動かす機会が少なくなるので筋肉自体が固くなってしまうので、高い確率で肩こりや首こりを引き起こしてしまうのです。
◎日々の予防法
もしも肩こりや首こりによって重い症状が出てしまっている場合には、病院を受診し筋弛緩剤の服用やトリガーポイント注射などを行う必要があります。
比較的軽度の肩こりや首こりであれば、日々の改善、予防をしっかりと行うことで症状を緩和させることが可能です。
効果的な予防法としては、以下のようなことが挙げられます。
・肩と首のストレッチを習慣化させる
・長時間の作業や勉強をする際は、30分ごとに1回などストレッチを行うようにする
・目が疲れてきたら、こめかみをマッサージしたり窓の外を眺めるなどして目の疲れを軽減させる
・PCやスマホの操作や閲覧時間を減らす工夫をする
・運動を習慣化する
・定期的にマッサージや鍼治療を行う
・ヨガを始めてみる
・姿勢の悪さを矯正する
これらのすべてを実践することは難しいかもしれませんが、意識をしてできそうなことを実践していくことで少しずつ肩こりや首こりが軽減されていくはずです。
「そこまで日常生活に支障が出ていないから大丈夫だろう」と甘く見ていると、ある日突然頭痛や吐き気といった重い症状に襲われてしまう可能性もあるのです。
特に加齢していくことで肩こりや首こりの発症率は高くなっていくので、早めに予防法を実践することが重要と言えるでしょう。
◎まとめ
今回は、肩こりや首こりの原因と日々の予防策について解説してきました。
「長時間の同じ姿勢」や「眼精疲労」「ストレス」「運動不足」などが原因となることが多く、日々改善や予防を実践しなければ徐々に症状が悪化していってしまう可能性もあるのです。
ぜひここで挙げた予防法を習慣化して、肩こりや首こりのない健康な毎日を過ごしましょう。