2020.4.19 | 健康情報
感情と内臓
東洋医学では臓腑と感情の深い相互関係があります。
怒=肝 喜=心 思=脾(胃) 憂=肺 恐=腎
怒りっぽい、イライラ、ヒステリー、疳の虫は”肝”の弱り。
肝には血液を蓄えて必要な臓器に配分する働きがあるため、肝が弱ると生理前のイライラやが起こりやすくなります。肝の働きを正常にすることで気の高ぶりを抑えます。
喜は良いイメージですが、喜び過ぎは心の働きが亢進して不
眠、動悸、血圧上昇などをまねき、心臓に負担をかけることが
あります。適度な感情は良い影響を与えますが、宝くじが当たったなどで喜びが過ぎると心がやられてしまいます。
脾胃の弱りは、疲れやすい、くよくよ思い悩みやすいなどの傾向があります。思い悩んでいて胃が痛くなる事もあります。
胃腸機能が弱っているときはくよくよしやすく、胃腸の調子が良い時は元気というように、心身一体です。
肺の弱りは憂いや悲しみとなって表れ、呼吸が乱れ、ため息が増ます。いつもメソメソ泣いている場合は肺の弱りがあるかもしれません。
腎の弱りは恐怖心となります。腎は生命力の元です。
腎が弱るとわずかな物音でビックリしたりするようになります。腎が弱い人は高いところや狭いところ、新しいことなどに対して恐怖心を抱きやすい傾向があります。